ミッドナイトムービー

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ドキュメンタリーなので1本の映画作品としての組み立てや演出は抜きにして、登場する作家陣がやはり面白い。


特にジョンウォーターズの姿勢には感服。恥かしながらピンクフラミンゴ未見なのだが、下劣さ、というものに評価を与えたいというのは自分も思うところがある。


ロッキーホラーショーの深夜上映と現在の応援上映には共通項があると思っていたが、それ以上の乖離として大麻や当時の世相、時代の持つ反体制の熱気は狂乱の世界として魅力を放っていたと思うし、エルトポはそれを加味して語るべきとさえ思う。


そういった意味で、映画をより楽しむための、考えるためのドキュメンタリーとして、有意義な作品だった。